フォトイメージエキスポ　2005見学

　昨年からJTBショー（望遠鏡と双眼鏡のショー）は，カメラ用品ショーの一角で行われるようになった。
　かつて，JTBショーと言えば，「これ以上，地味なショーはあるまい」 と思えたほどだった。（2001年のJTBショーの模様はこちら）
　それがデジカメで沸騰するカメラショーと合体。
　場所も浜松町の地味なビルから，バブル時代を思い起こす未来都市，お台場へ。

産業貿易センター（浜松町）　→　ビッグサイト（台場）

「年に一度のショーだから」と行ったものの，体調不良で実質30分しか見ていないという，脱力レポートです。

ビクセン

　ロゴも変わり，製品外観も統一されるなど，一段とアカ抜けてきているように感じる。
　価格勝負に走ると中国製品に負けてしまうので，ブランド力の向上を図っているのだろうか。
　写真の構図が悪いのだけど，片持ちフォーク経緯台が出ていた。

アルミ鋳物（あるいはダイキャスト？）で出来た両微動付きで，使いやすそう。
「やはり微動は合った方がよいなあ」と最近，思い始めているので。

これは参考出品だけど，コンピューター制御の望遠鏡。バイパーの後継機？

副鏡がスパイダーで保持されており，円弧状なのが興味深い。スパイク対策か？

フジノン

　上と下は，防振双眼鏡（テクノスタビ）と小型双眼鏡（8ｘ32LF）。

注目は，左右の2台。
8ｘ42MFと10ｘ42MFと呼ばれる新型のダハ双眼鏡なのだ。
予定価格は3万円台で，私が持っているフジノン7ｘ42CDの半額以 下なのに，見え味は勝っているから驚いてしまう。
最近の双眼鏡は，どれもスポーティーイメージ＋黒いラバーコートで，食傷気味。
そうした中での新しい試みなのだろうか。8ｘ32LFの流れを汲んだ，ステーショナリグッズのようなシンプルデザイン。

10ｘ42MF　6°

オリンパス

左下が，新型の42mmダハらしいけど，ショーケース入りで像は見られず。
ちょっと変わっているのが，右にある赤い双眼鏡。
「スポーティーさを出すのなら，思い切ってF１はどうだ！」
とオリンパスの担当者が言ったのかどうか分かりませんが，フェラーリモデルの8ｘ21双眼鏡。

深紅の鏡筒にカーボンファイバー風のボディー，そして跳馬のマーク・・・速そうな双眼鏡だ。

ケンコー

　写真は撮らなかったけれど，新しい電動赤道儀があって目を引いた。
　最近の双眼鏡はどれも中国製ばかりだけど，ここにはフィリピン製と書かれたポロ型の防水双眼鏡が何種類かあり，羽が丈夫で感心。

高橋製作所，ツァイス

　文句なしの高級品ぞろいで，高すぎて私には無縁です，

スワロフスキー

ここも高すぎて，私には無縁ですが，このデジカメアダプタに注目した。

私が失敗した，カメラが退避する方式なのだ。
肉厚のある金属製でガッシリしており，操作性も良かった。
だが，アダプタだけで5万円・・・やはり私のような貧民には無縁です。

キヤノン

　デジカメに目を奪われて，防振双眼鏡のことをすっかり忘れていました。

トミー

小型望遠鏡が多かったです。元気そうで一安心です。

デジカメ全般

カメラショーに家電メーカーが押し寄せるとは，10年前に誰が予想しただろう？
銀塩時代から果敢にカメラ作りを続けているSAMSUNG（韓国）などは，今年あたり，デジカメをひっさげて日本市場へ進出してくるかと思っていました が，見あたらなかった。サイトを見る限り，技術力は高いと思うのだけど・・・。
ソニーのデジカメブース。前に陣取っているのはカメラ小僧（？）ばかり。
　へ？これで終り？
　すいません，コンパニオンを撮りまくるカメラ小僧の皆さんを見ているうちに，体調不良が加速し，ここで退散しました。
　（今年の花粉はひどすぎます。）