ガンキャノンと双眼鏡 双眼鏡を架台に載せると，双眼鏡ならではの御利益が損なわれることを痛感しました。
そこで，「自分の肩を架台にする」物を作成しましたので、報告させていただ
きます。
ガンキャノンと双眼鏡双眼鏡の手持ち補助装置ですが、ガンキャノンと 名づけています。
本体の素材はコンパネ（＊）です。 （＊：合板の一種）
四角い枠を作って，前はカメラ用ネジ、後は鉛の錘（オモリ）が付いています。
私の得意な「突貫工事」で作ったたため、見た目が悪いです。
作る場合には環境にもよりますが一時間もあれば作れます。
特に難しい所は，まったく有りませんが、
・重さが前後で釣り合っている事
・出来れば肩との接点を軸に上下方向でも釣り合っている事
が理想です。
私は錘に鉛を使いましたが、単一乾電池を使ったヒーター等を使えば，合理的でカッコイイと思います。
双眼鏡はタカハシ２０×５０です。
雨どい用の金具で「赤い点」ファインダーが取りつけてあります。
肩に乗せて、雲台を動かし，双眼鏡の接眼レンズが目にしっくり馴染む位置で固定します。
あとはそのまま台ごと動かします。
錘と、双眼鏡の重さで、水平、天頂付近はややずり落ちる感じも有りますが、さほど問題無く使えます。
今まで，この双眼鏡の手持ちは私には辛かったです。（たまたま私の手が震え易い為だったのか解りませんが）
手持ちで使った時は、土星が楕円に見えるくらいで，輪を分離するには至りませんでした。
しかし，このガンキャノンを使うと輪がきちんと分離さ
れます。
月を見た感じでは手持ちでは，クレーターが有るのが分かるくらいでしたが、ガンキャノンで
はクレーターがはっきり確認できます。
ただ、三脚等に固定した場合ほどには鮮明に見えませんでした。
手持ちした場合と，三脚に固定した場合との中間辺りの見え味です。
飛ぶ鳥もロックオン出来ます。 が、ＣＦじゃないのであまり御利益は無いです。
流行りの大口径の双眼鏡で試してみたいところです。