ぷよぷよファインダーの製作

　エクスプローラ　スコープにはファインダーが無いため、簡単な透視ファインダーを 製作してみました。

エクスプローラスコープに装着した透視ファイ ンダー

　特徴は、軽量を第一として、簡単に本体から、取り付け、取り外しが可能なようにした点です。

製作する

　この望遠鏡は、RFT(*1)として使用 するため、ファインダーとしての精 度はあまり必要ではありません。　(*1:広視界望遠鏡）
　さらに、望遠鏡の後部が球体で、照準は鏡筒から離れた高い位置に設定する必要があり、顔などと干渉しても危険が無いように、柔軟な素材 PPシート(*2)で製作し ました。　（*2：ポリプロピレン樹脂）
 
　PPシートから、型抜きします。
　安全のため丸みのある形にしました。
（基本のデザインは、アストロスキャン ２００１などのファインダーを参 考に丸穴の照準 に決めました）
　右上のCDケースに収まる寸法にしています。

　照準は、あえて大きくして、リング状の切り抜いた、蛍光シー トを貼ります。

取付け

 
　鏡筒の接眼調整フランジの先端にフックアームで固定します。
　反対側は、だるま形の穴にして、鏡筒側にフック用ネジを取り付けています。
　このフックアーム部で、左右の照準位置を調整します。（上下はカラーであらかじめ調整しておきます）

 
　フックアームを接眼部に取り付けます。

  セットしたところです。

まとめ

　精度が心配でしたが、目的が大雑把に目標を捕らえることなので実用には支障ありません。
　照準はもう少し小さくても良かったようです。
　取り付け、取り外しの照準位置の再現性は良好です。
　PPシートは柔軟性があり，万が一、顔などが接触しても、怪我は無いと思います。
　本体の組み立ては、一切接着剤を使用せず、差込みして組み立てしています。
　PPシートは接着が困難なためこの方が合理的ですし、逆に衝撃が加わると、外れ て安全です。

　このようにペーパークラフトのような製作方法で，簡易的な等倍ファインダーを製作するのも面白いのではないでしょうか。