はじめまして。
なるべく光学部品は無改造で正立双眼望遠鏡は作れないかと思っていたのですが、こちらで紹介されていた天頂ミラーによるEMSが目から鱗だったので早速制作を検討いたしました。
Skywatcher Multi-Angle 1.25" Diagonal Mirror for 45°and 90°Viewingという市販の45度天頂ミラーを購入し、1.25インチ天頂プリズムと組み合わせることで正立視が可能となります。
対物レンズはスコープタウンの80mmF7アクロマートです。
内径の合うジョイントパイプを 購入し、本体はほとんど塩ビパーツで作りました。
異形ソケット(75/65)、90度T(65/50)、異形ソケット(50/25)などを組み合わせて鏡筒にしています。
レンズは墨汁でコバ塗りし、鏡筒内部はアクリススプレー黒マットで塗装しています。
接眼部の異径ソケットにはVU65のパイプの中を滑りよく動くように滑るシールを付けたうえでパイプにタップを立ててネジで固定できるようにしています。
二つの鏡筒を繋げるのはVP50パイプですが、片側はネジで微調整して固定できるようにしています。
三脚への取り付けはパイプ押さえの金具と裏側に1/4インチナットを固定した木板を使っています。
今回この形態で重心がほぼパイプの位置に来ているため、フリーストップが結構スムーズです。
眼幅と光軸合わせは同時に行いました。
天頂プリズム同士が干渉しないようにするとあまり余裕がないため、結局眼幅は固定として使っています。
全てを合わすのには苦労しましたが何とか調整できました。
M42を見ましたが見やすく、明るいので飽きません。
他の天体も見たいです。
高倍率ではズレそうな気がしますので、もう少し調整しやすい工夫がないか考えています。
あとはフードの作成を検討中です。
ありがとうございました。