「何かに使えるかも？」と思って，ずうっと，ガラクタ箱に入れていたけれど，一向 に片付かないので，今回，これをなんとかしよう．
　
　接眼鏡を見ると，切れた十字線が目障りだけど，視界は結構広く，使えそう．

　鏡筒の外径を測ると，φ32mm．．．．．おお，これって，アメリカンサイズの接眼鏡の径に近い．
　
　適当な位置で切断し，ホビー用のミニ旋盤で鏡筒の外周を削る．

　アルミなので，削るのには，それほど時間がかからない．
　
　切れた十字線を取り除き，レンズクリーニングのため，バラしてみると，目レンズだけにコートがされたケルナー式接眼鏡だった．
　
　みかけ視界は50度．瞳径 から逆算すると，焦点距離は約22mm．
　
　　出来たのが，これ．
　
　
　見口や，ストッパーをつけるのは後回しにして，その晩，さっそく自作１０ｃｍ屈折につけて使ってみる．

　明るい天体にはゴーストが出るようだが，ケルナーだから，星野がなかなかよく見える．
　
　こうして100円＋「作る楽しみ」で，K22mmが 完成．

　これは，自作対空ファインダーの2号機に使おうかな？

　「そんな”ゴミ”を 集めて，どうすんの？」と言われかねないジャンク集め．

　でも，お金もかからないし，使い道を考えるのが楽しみのひとつなんだ．