そんな場合，小型の双眼鏡を持っていくと，細部の鑑賞に威力を発揮する。

　このようなシチュエーションでは，通常の双眼鏡はどうもデザインがモノモノしくて場にそぐわない。
　双眼鏡のデザインって，なんだか「兵器」だよね。

　ここでは，倍率3倍前後で，優雅なデザインのオペラグラスやフラット双眼鏡が似合っている。

　オペラグラスは良い物でも数千円で入手出来る。

　倍率が物足りない？

　いやいや，高すぎる倍率は，像がブレたり，見える範囲が狭くて不便なだけ。

　舞台鑑賞は3〜6倍がちょうど良いのだ

　間違っても50倍とか，100倍のズーム双眼鏡などには手を出さない方が良い。

　高倍率ほどよく見えるだろうというユーザーの誤解に便乗した，実際には不便なシロモノだからだ。

　双眼鏡の場合

　双眼鏡では何とも大げさで怪しい雰囲気になってしまう。

　コンサート会場などで，実際にやってみると分かるが，浮いてしまって，気恥ずかしい。

　これがオペラグラスやフラット双眼鏡だと，だいぶ気軽な感じがして，違和感を感じずに済む。
　オペラグラス

　ほら，もう，ちっとも怪しくないな。

　フラット双眼鏡